工業用内視鏡を利用した新たな切羽前方地山調査手法の開発

摘要

トンネル切羽前方地山の可視化技術として，通常のトンネル現場に配備されている油圧ジャンボを使用rnし，ロッドを連結して所定の深さまで削孔した後，ロッドの送水孔に内視鏡を挿入し，ロッドをケーシンrnグ代わりとしながら，ビット先端の孔壁画像を供する技術「DRiスコープ」を開発した．本技術の適用にrnより，従来は調査が難しかった崩壊性地山でも切羽前方の地質観察が行える．削孔検層等を併用すれば，rnより有意な地質情報が得られる．これらの調査手法を組合わせて現場に適用した結果，トンネル工程に与rnえる影響を抑制しながら精度の高い地質情報が得られ，新たな切羽前方地山調査手法として有効な調査手rn法であることが示せた．本稿では本技術の特徴と適用事例について紹介する．