EHF 帯までの超広帯域測定による鉱油中PD 電流パルス波形のps オーダ立ち上がり時間の検討

摘要

筆者らはこれまで、UHF 法の高度化や放電物理現象の理rn解を目的として、SHF 帯までの超広帯域で部分放電電流波rn形を測定できる装置(SHF_PDPW 装置)を構築し、同装置をrn用いて絶縁油中(2)での放電現象を検討している。その結果、rn絶縁油中PD 電流パルス波形は、数10ps の立ち上がり時間rnを有する非常に急峻な波形であり、SHF 帯までの周波数応rn答を有することを明らかにしている(1) (2)。本論文では、EHFrn帯(30~300GHz)の一部までの測定周波数帯域fBW=70GHz をrn有するデジタルオシロスコープを用い、鉱油中でのPD 電流rnパルス波形を測定し、10ps 以下の立ち上がり時間tr およびrn計測器の周波数帯域fBW が測定やtr に及ぼす影響を検討しrnた。rn本論文では、EHF 帯までの超広帯域測定した鉱油中PD 電rn流パルス波形の立ち上がり時間tr を検討した。その結果、鉱rn油中負極性PD 電流波形は10ps 以下の立ち上がり時間を持rnつ波形を測定し、fBW=33GHz の帯域での測定では、十分でなrnいことを示した。本研究はJSPS 科研費26630115 の助成をrn受けたものです。