電力需要予測の逐次更新に関する検討：東京・東北電力エリア需要予測への適用例

摘要

電力需要予測は電力系統の経済運用および安定運用におrnいて重要な役割を果たす。そこで，本稿では，当日と翌日rnの各時刻の電力需要（一時間平均値）の予測式を，一時間rn毎に作り直す予測手法を提案する。この手法により予測をrn逐次更新し，最新の需要・気象実績を予測に反映させるこrnとで，予測精度を向上させることを検討する。rn逐次更新では，予測実施時刻と予測対象時刻によって適rn切な予測式が変化する可能性がある。このため，提案手法rnでは，至近の需要実績，気象予報，カレンダ情報（曜日やrn祝日，年末年始，ゴールデンウィーク，お盆に関するもの）rnから，予測実施時刻および予測対象時刻毎に説明変数（予rn測式の入力）として適切なものを選定する。rn本稿では，東京・東北電力エリア需要を対象として，提rn案手法により需要予測を逐次更新するシミュレーション実rn験から，逐次更新の効果と，逐次更新に適した予測式に関rnする分析を行う。