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リスク低減卵管卵巣摘出術におけるチーム医療

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摘要

本邦の遺伝性乳癌卵巣癌(Hereditary Breast and Ovarian Cancer ; HBOC)診療は poly ADP-ribose polymerase (PARP)阻害薬の適応拡大,コンパニオン診断の普及による診断機会の増加やHBOC診療の一部保険収載により大きく変化してきている.HBOC患者が卵巣癌未発症の状態で診断された場 合は経腟超音波断層法や血清CA125測定によるサーベイランスや低用量経口避妊薬あるいは低用量エ ストロゲン?プロゲスチン配合薬による化学予防が行われるが,確実な予防につながるのはリスク低減 卵管卵巣摘出術(Risk Reducing Salpingo-Oophorectomy ; RRSO)である.健常臓器の摘出という観 点から自費診療で行われてきたRRSOも乳癌患者のうちHBOCと診断された患者に対するものは2020 年4月から保険適用されることとなった.今後のRRSOの普及が期待されるが安易な手術は慎まなけ ればならず,RRSO実施に当たっては卵巣癌の生物学的?解剖学的特徴,術式遂行に当たっての留意点, 病理学的検査の注意点,外科的閉経への対応など婦人科腫瘍学?女性医学への深い理解も求められる. また,RRSOは産婦人科単独で完結できるものではなく,RRSO症例の多くは乳癌既往であり,乳癌の 予後リスクなどを踏まえたRRSOの相対的な適応意義について乳腺外科と十分な検討を行うことが重 要である.また,RRSO術後に,術前画像評価では把握できなかった微細な卵巣癌(オカルト癌)や漿液性卵管上皮内癌が明らかとなることがある.オカルト癌をみつけるには良性疾患と同様の病理学的 検索では不十分であり,卵管についてはSectioning and Extensively Examining the FIMbriated end (SEE-FIM)プロトコールにより,卵巣は全割切片の作成による検索を病理医と連携して行っていくこ とが重要である.さらには,両側卵巣の摘出により医原性の卵巣機能欠落症状を呈することから,自身 の性への喪失感などから精神的不調をきたすもこともあり,精神?神経科からのメンタル面でのフォロー も必要である.このようにHBOC診療の1つであるRRSOをとってみても多くの診療科との領域横断?包括的な診療体制の構築が不可欠であり,本稿においては当院で設立?稼働しているHBOCセンター の取り組みを通してRRSOを実施するにあたり必要なチーム医療について俯瞰したい.

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