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ゴムの結晶構造

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摘要

ゴムの特徴は、引っ張った時に結晶化するというのが特徴で、それによってゴムの引っ張った時あるいは大きな変形を加えたときの強度が発現する。 ゴムの性質を議論する際、結晶構造はもちろん、結晶化をはじめ結晶に関する記述がないのは不思議である。 最近、田中らにより、天然ゴム中の不純物である蛋白質等を完全に除去した試料が作り出された。 この試料は、架橋しないでも、いわゆるゴム弾性を示す。 このことは、ゴムにおける結晶化の重要性を示すとともに、ゴムの性質についての基礎的研究が、この試料の存在によって、おおいに発展すると考えられる。 延伸によってゴムが結晶化するのは、筆者らがポリエチレンオキシドにおいて最初に見出した延伸緩和による可逆的な相転移ぃと同様に、延伸による一次相転移であり、高分子特有の現象で今後の基礎的研究の発展が期待される。

著录项

  • 来源
    《繊維学会誌》 |2004年第12期|P561-P565|共5页
  • 作者

    高橋 泰洋;

  • 作者单位

    大阪大学大学院理学研究科 〒560-0043  豊中市待兼山1-1;

  • 收录信息
  • 原文格式 PDF
  • 正文语种 日语
  • 中图分类 化学纤维工业;
  • 关键词

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