大画面表示インタフェースのための空間設計法

摘要

様々な分野の監視制御において,大画面表示は,情報共有や大容量表示のための有効なインタフェースとして重要な役割を果たしている.したがって監視制御室の設計では,大画面に対する作業員の空間配置が重要な課題となる.作業別ことって,大画面は全体が一見して把握できる必要があり,同時に,その大画面上の表示は読みやすくなければならない.前者の目的のためには,大画面と作業者との間の距離は離れいてる方が有利であり,一九後者の目的のためには,これは接近している方がよい.この相反する要求が両立する額域として,作業者の配優位置が決定されるべきである.更に,情報共有のためには,この領域が,複数の作業員を配置できるだけの広さを有さなければならない.本論文では,画面全体の見やすさと表示内容の読みやすさとを弼立する監視作業適正領域を,実験結果に基づいて理論的にモデル化し,人間の視覚特性に基づいて算出する方法について提案する.