物理教室改革期と大学紛争時の永田さん

摘要

私は永田忍さんとは物理学科の同期の卒業で、学生時代から約50年親交を重ねてきました。 1975年、永田さんが宮崎大学へ赴任されてからの約18年間は少し間があきましたが、この間も量子さんとは朱い実保育園での関係があり、ご夫妻とは何かにつけ接触がありました。 宮崎へ行かれるまでは、教室の民主化問題、特に教室体制の変革で、また理学部では大学紛争中の教育改革や、理学部協議会体制の民主化などで、共に奮闘しました。 永田さんは、いわば“敬愛する兄貴”です。 ここでは物理学教室の民主化や、大学紛争時の永田さんの活躍を回顧し、その生き方から学んだことに触れて話したいと思います。