山岳トンネルの盤ぶれ対策工の効果を予測する

摘要

山岳トンネルにおいて，供用開始後に盤ぶぐれ（路盤隆起）が徐々に進行し.軌道変位となって現れることがあります。この盤ぶくれ現象は，比較的緩慢に進行することが多く，ただちに安全性を脅かすことは少ないですが，現象が自然と収まることは少なぐ，維持管理上の問題となる場合もあります。供用中のトンネルにおけきょうあいる盤ぶくれ対策は，狭隘なトンネル空間において.夜間の間合いで施工ができ，かつ十分な効果を発揮することが求められます。ここでは，盤ぶくれ現象のメカニズムについて示したうえで，数値解析による盤ぶくれ対策ェの効果の予測評価手法について紹介します。