運輸からの提言

摘要

物流の市場規模は約45兆円 （JILS 調査）あり，自家物流が24兆円で営業物流が21兆円といわれる。平成13年度の国内貨物総輸送量は約62億tで，輸送機関別では自動車によるものが56億tと90％を占めており，残りの6億tを内航海運，鉄道，国内航空の順で分担している。 環境問題等から永年，自動車からのモーダルシフトが叫ばれているが，相変わらず自動車のシェアが圧倒的に高いのは末端の集配のほとんどは自動車に頼らざるを得ない物流の特性（幹線輸送はマルチモーダルが可能である）と日本の国土が狭く，現在のところ相対的に自動車の利便性や経済性が勝っているためでもある。