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がんゲノム医療におけるがんゲノム情報管理センターの役割

机译:がんゲノム医療におけるがんゲノム情報管理センターの役割

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摘要

がんのクリニカルシークェンスは先進諸国のがん診療の標準となりつつある。2017年6月27日,厚生労働省が設置 した「がんゲノム医療推進コンソーシアム懇談会」の報告書が公開された。わが国におけるがんゲノム医療実装の基本設計 書である。わが国は国民皆保険の強みを活かして,診療と研究,個人情報保護とデータシェアリング,個人から次の世代へ の橋渡しを基盤とする新たな時代への一歩を踏みだそうとしている。その要点は,全国に配置されるがんゲノム医療中核拠 点病院?拠点病院?連携病院を中心にしたネットワークによる「段階的な」ゲノム医療実装と,それらの病院における実臨 床のreal world data (RWD)としての日本人のがんゲノム情報.臨床情報を集積?保管?活用するための仕組み「がんゲノ ム情報管理センター」の整備である。一部の国や企業がゲノム医療のRWDの囲い込みを強力に進めるなか,わが国の医療 とそのイノべーションの次世代型基盤を国民と臨床現場の理解を得ながら作り上げていくことが求められている。

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