DMARDs併用療法

摘要

抗リウマチ薬（DMARDs）は，本来は単剤で投与することを前提に開発されたが，複数のDMARDsを同時に投与することで相加 相乗効果を期待するのがDMARDs併用療法である．2剤以上のDMARDsを同時に開始するものが狭義の併用療法であるが，投与中のDMARDsの効果が不十分であったり，効果が減弱した場合に他のDMARDsを追加する追加併用療法（ステップアップ）や，多剤で開始し，症状の改善に応じて投与DMARDs数を減じていくステップダウンも併用療法として扱ってよい．