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位置を考慮したランデブー機構のIoT通信への適用に関する一考察

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摘要

近年、IoT (Internet of Things)デバイスが収集する位置に紐づいた位置データを用いた位置ベースサービスの普及が期待されている。しかしながら、現状のIoTアーキテクチャは、IoTデバイスで取得したデータを全てクラウド上のサーバに収集する集中型のアーキテクチャであり、時間ならびに地理的な局所性が高い位置データを扱う位置ベースサービスには適していない。これに対して、筆者らは、Named Data Networking (NDN)網のPublish/Subscribe通信を活用することで、クラウドを用いずに位置データを収集するアーキテクチャを検討している。本稿では、Publish/Subscribe 通信にNDNのキャッシュ機能を活用することで、ユーザが最新の位置データを収集する機構を提案する。

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