「2005年度版日本実装技術ロードマップ」に見るわが国Jisso技術の将来：第1回 機器セットからの提案

摘要

実装技術ロードマップの論拠として各機器の将来像を予測し，その製品を実現するのに必要とされる実装技術を予測するというのが，「日本実装技術ロードマップ」の動向予測の技法であり，1999年版より踏襲されたもので本ロードマップ特有のものであり，海外のロードマップにはない技法である。 そのカテゴリー分類はその時のトレンドを見てその都度変化するので，読者にとって前版と比較しての系統だった変化の把握ができないという意見があった。 また検討する側としても，①カテゴリーから外れた機器や新しい商品の予測ができない；②カテゴリー内のグレード分類をどのように分類するか。 などの不都合が生じてきた。 その課題の解決策として2005年度版からは「実装密度」と「サイズ」をベースとした図1のようなカテゴリー分類を採用した。本年度版ではまだ分類が十分ではなく，図2のように商品ごとの予測に大きく引っ張られているのが現状であるが次の2007年度版では細かな分析をしていく予定である。