~(123)I-MIBG心筋シンチグラフィにおいて心臓無集積をきたした心肺停止蘇生後の大動脈弁狭窄症の1例

摘要

~(123)I－metaiodobenzylguanidine（MIBG）心筋シンチグラフィは心筋内での交感神経活性を視覚的に捉えることを可能とし，心筋内のnorepinephrineが減じるうっ血性心不全をはじめとし，各種の心疾患に応用されている．今回われわれは，大動脈弁狭窄症で心肺停止蘇生後にMIBGがまったく心筋に取り込まれないという稀有な症例を経験したので報告する．