統計的形状モデルを用いた肝硬変データの分類精度に関する定量評価

摘要

近年，個人差の大きい臓器などの解剖構造を統計的に表現し形状のバリエーションを記述した統計的形状モデルの研究が盛んに行われている．我々はこれまで，肝臓の統計モデルを用いた肝硬変の診断支援への応用が可能であることを提案した．しかし，従来研究では統計モデル構築の際に使用するデータに正規化を行っていなかった．そこで本研究では，正規化を行ったデータを使用し構築した統計モデルを用いて，正常と異常の分類精度の評価を行った．