マイクロ波信号を光信号に変換し,光ファイバにより低損失で伝送するRoP(Radio over Fiber)技術と,高強度の光を光ファイバにより伝送し電力変換して電力を供給する光給電技術を組み合わせた,光給電型RoP技術の検討を行っている.光給電型RoFは現地電源装置やRFケーブルを用いないため,小型で絶縁性に優れるという特徴があり,小型で電磁干渉の小さいシステムの構築が期待できる.本稿では,光給電型RoFの原理実証として,光給電小型PDの試作·評価を行い,試作モジュールを用いたモノポールアンテナの放射パターン測定を行った.試作したモジュールの帯域は約4GHzであり,モノポールアンテナの放射パターン(2.4GHz)の測定において,RF ケーブルの場合と比較して20.6%の精度改善を確認した.
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