極座標FDTDスキームを用いた擬似局在表面プラズモンの解析

摘要

プラズモニクスを低周波帯に拡張するための一つの可能性として，擬似表面プラズモンの利用が注目されている．擬似表面プラズモンは，金属の表面微細構造によって特徴付けられる表面電磁波モードの一種であり，表面付近に強く閉じ込められて伝搬するモード（擬似表面プラズモンポラリトン）と閉じた表面に存在するモード（擬似局在表面プラズモン）に分類できる．本稿では，極座標グリッドに立脚した2次元FDTDスキームを用いて擬似局在表面プラズモンを解析する．