光アクセスシステムにおける宅内装置の省電力化検討

摘要

近年，PON（Passive Optical Network）を主流とした光アクセス回線が普及し，情報家電のネットワーク接続による生活支援サービス，娯楽サービスが提供されつつある．一方，近年の地球温暖化を背景に，電子機器の省電力化が求められており，光アクセスシステムの消費電力において支配的である宅内装置の省電力化を検討する必要がある．宅内装置はホームゲートウェイ，ONU（Optical Network Unit）など複数あり，連携してスリープ制御する必要があるが，現状では，スリープ制御に関するインタフェース条件が規定されていない．本稿では，宅内装置間での連携したスリープ制御を実現するインタフェースについて検討したので報告する．