小型のイメージセンサにおいて入射光利用効率の改善のためにマイクロレンズアレイとブレーズグレーティングを組み合わせた素子を提案している.それぞれのセグメントには1つのマイクロレンズ,ブレーズグレーティング,赤,緑,青用に使われる3つのフォトダイオードが含まれている.提案構造での色分解性能を調べるために有限差分時間領域(FDTD)法による2次元電界シミュレーションを行っている.赤,緑,青用フォトダイオードの大きさを調整することで分光感度曲線をNTSC(National Television System Committee)方式の理想撮像特性に近づけられることが示された.カラーフィルタを用いたときのカラーイメージセンサと比較して約2倍の検出光パワーが期待される.
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