TMモード非相反移相効果と導波路型モード変換器を用いた偏波無依存型光アイソレータの提案

摘要

導波路型光アイソレータの実現には磁気光学効果として非相反移相効果を利用すること有効である。しかし、この効果は通常はTMモードで発現は容易であるが、TEモードでの発現には特異な導波路構造が必要となり、偏波無依存化は困難である。 今回、TMモードのみの非相反移相効果と導波路型モード変換器を組み合わせることで偏波無依存型光アイソレータが構成できることを明らかにしたので、これについて報告する。本報告では、提案した動作原理と素子構造、非相反移相器の設計について述べる。