サービス競合(Feature Interactions)とは,複数の通信サービスを組み合わせたとき,単独サービスで予期しない動作が発生する不具合を指す.すべてのサービス競合を厳密に検出し,解消することは,サービス数及びシナリオ数の組合せ爆発により,非常に困難な問題として知られている.そこで,本研究では電話通信サービスを対象として,サービス開発の要求段階において,「競合が起こりがちな」シナリオを低コストで導出するための枠組みを提案する.具体的には,Use Case Maps(UCMs)と呼ばれる要求記述法のスタブプラグインという概念を利用し,基本電話サービスと付加サービスのシナリオを記述する.
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