ネットワークサービスとしてのClick-to-dial-backサービス実現方式の検討

摘要

本論文では，ネットワークサービスとしてのClick-to-dial-back（CDB）サービス実現方式を論じる．CDBサービスは，代表的なPSTN（Public Switched Telephone Network）-ィンターネット連携サービスとして，IN（Intelligent Network）やSN（Service Node）による網内発呼方式，インターネット経由でコールバック要求を通知するIP通知方式などが検討されている．本論文では，これらの方式の問題点を明らかにするとともに，新たな実現方式として，ユーザからのコールバック要求を受け付けたCDBサーバが，ISDNのUUI（User-User Information）を用いてコールバック要求を通知するPSTN通知方式を提案する．プロトタイプを用いた性能評価により，処理能力の観点から定量的に方式を比較し，各方式のCDBサービスへの適用性を明らかにする．