様々な無線通信サービスに対する汎用性とトラフィックやユーザの移動に対する柔軟性を高めることを目的として,RoF技術とWDM-PON技術を適用した光アクセスネットワークをバックボーンとする分散アンテナシステム(RoF-DAS over WDM-PON)が提案されている.本提案システムでは無線伝送にMIMO技術が適用されており,分散して設置される無線セル内のMIMOアンテナ数によっていくつかのセル構成が考えられる.本報告では,セルあたりのアンテナ数が異なってくる4つのセル構成について,RoFリンクの制約で決まるアンテナ出力CNRを考慮した通信路容量を,理論解析を含むシミュレーションによって導出し,各セル構成における通信路容量とアンテナ出力CNRの関係について明らかにしたので報告する.
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