大規模災害時には,地上系の通信インフラを完全に喪失することがあり,小型地球局(VSAT:Very small aperture terminal)を用いた衛星通信手段の確保が重要となる.その際,被災地のニーズに応じた衛星回線の円滑な確保が必須であり,次世代VSATを用いた衛星通信ネットワーク技術として以下の研究開発を行っている.(ア)複数の衛星通信システムや地上系通信システムに対応可能とするための技術:ソフトウェア無線マルチモード地球局技術,(イ)地球局の消費電力を低減させるための技術:省電力可搬地球局技術,(ウ)衛星回線の収容効率を向上させるための技術:通信帯域最適化制御技術.
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