学術情報ネットワークにおける長期依存性トラヒック解析とキュー長テール分布近似法

摘要

学術情報ネットワークに実際こ流れるトラヒツクについての自己相関解析を，サンプル測定トラヒツクの確率過程X_nの自己相関特性とⅩ_nを，m時点集めた確率過程X_n~((m))の分散特性から行い，その特徴として長期依存性を有することを示す．长期依存性トラヒックの分散は，十分大きな時間mの領域でべき関数的減衰特性をもっている.特こ，この領域では．FBM（Fractional Brownian Motion）トラヒックモデルによるバッファキュー長のテール分布近似が可能であり，テール分布を通信品質評価に役立てることができる．しかし，小さなmの範囲では，そのままでは，この近似は適用できない.そこで，測定トラヒッタの分散特性を，mの領域をべき関数で近似できる部分に区分分割し，各区分領域ごとに異なるパラメータをもつFBMトラヒッタ分散で近似して，テール分布を算出する方法を提案する．更に，バッファに加わる負荷に对応したテール分布の算出を可能とするために，バッファ稼動時間の年齢と綬和時間を用いた時間m区分領域と負荷区分領域とをマッピングする方法を示し，実トラヒツクのサンプル測定から求まる分散特性図からバッファキュー長テール分布を算出する方法を示す．