DiffservのAFサービスクラスにおけるパケットサイズ参照スケジューリング

摘要

Diffserv（Differentiated Service）［1］はインターネットにおいてQoS制御を可能とするためのスケーラブルな技術として抹目されてきている．このため実用化が急がれて，既に一部のネットワークでは導入が始まっている．Difbervの制御機能はエッジルータ（Edge Router）とコア）ル一夕（Core Router）に実装される．エッジルータではQoSクラスごとにパケットにマーキングを施して，コアルータではそれに基づいてクラスごとの優先制御を行うことによってQoS制御を実現する．本研究でほRIOとWFQを併用するQoS制御を前碍とし，最低帯域割当てを保証するAFサービスを対象として，RIOのしきい値及びWFQの帯域割当てをパケットのノード内滞在時聞及びパケットサイズを参照して，それぞれ動的に制御する新たなスケジューリング方式を提案する．提案方式は，パケットサイズの大きいものが多く含まれている場合に，高順位のQoSクラスのパケット遅延値を低減できることをトラヒッタシミュレーションにより示した．