P2Pネットワークにおける隣接数を考慮したm-BFSの提案と評価

摘要

P2Pネットワークでのコンテンツの検索において、既存の検索手法であるBreadth First Search(BFS)には、大量に送信される検索メッセージ(Query)によりネットワークに負荷が増大するという問題がある．この問題を軽減する手法の一つとしてmodified-BFS (m-BFS)が提案されているが、十分な検索成功率が得られない．本研究では、m－BFSの検索効率を向上させるために、隣接するピアの隣接数を考慮して検索メッセージを送信する手準を提案し、シミュレーションによりその性能を評価する．また、検索効率をより向上させるために、Local Indices手法を併用した検索方式の評価も併せて行う．