21GHz帯アレー給電反射鏡アンテナの放射パターンにおける放射素子間相互結合の影響の検討

摘要

21GHz帯は降雨減衰が大きいたれアレー給電反射鏡アンテナを用い，降雨地域のみに放射する電波を強くし降雨減衰の補償を効率的に行う放送衛星システムの研究を行っている．本アンテナにおいては，給電部に100個以上の放射素子を近接して配置する構成を検討しているが，そのような構成においては放射素子問の相互結合が放射パターンに影響を与える可能性がある.本稿では，開口径1.3m，20素子の放射素子を用いたアレー給電反射鏡アンテナの放射パターンの測定値と計算値の比較を行うことにより，数値計算の誤差を評価した．また，開口径5m，144素子のアレ一緒電反射鏡アンテナについて，相互結合の放射パターンへの影響を数値計算により評価したので報告する．