不規則面を有する相変化光ディスクモデルによる光ビーム散乱と検出信号特性の数値解析

摘要

近年，光ディスクは更なる高密度化の為に，短波長レーザーと狭トラックヒッチが用いられている．しかし，挟トラックピッチを用いることにより，フォーカスポイントの中心に位置する記録マークからの影響だけでなく，隣接トラックの記録マークからの影響も混在した散乱光強度が得られる．また，狭トラックヒッチと短波長化にと≠）ないディスク面のクロな不規則性による散乱特性の劣化を生じると考えられる．そこで本稿では，計算機によって作成された不規則面を有する相変化光ディスクモデルによる光ビーム散乱と検出信号特性のシミュレーションをFDTD法を用いて試みる．