自己相関関数応答と送受APFAアレーのスイッチングを用いたマイクロ波イメージングの高速化

摘要

広帯域送受対せき形フェルミアンテナ(Antipodal Fermi Antenna, APFA)アレーを用いたアクティブイメージングについて述べている．低コストアクティブイメージングを実現するために，散乱波の振幅のみでイメージングが可能な自己相関関数応答(Auto Correlation Function (ACF) Response)を用いた．この手法ではACF応答にスプリアスが発生するが，送受APFAの素子間相互結合を利用してACF応答のスプリアス成分が低減されることを理論的および実験的に示している．また，撮像時間の短縮を図るために送受APFAをそれぞれ8素子アレー化し，RFスイッチを用いて散乱体のマイクロ波アクティブイメージングを行っている．さらにレンズを用いたイメージングを行っている．