さらなるバイオマス利用の促適を

摘要

第43回目となる繊維学会紙パルプ シンポジウムが東大農学部弥生講堂 で開催された。同学会紙パルプ研究 委員会の磯貝明会長の挨拶の後、今 回は「製紙産業の水消費と節水技術紹 介」（栗田工業#12539;陳嘉義氏）、「高リサイ クル性を有する早成樹パルプの評価 とその特徴」（東京農工大学大学院共 生科学技術研究院#12539;岡山隆之氏）、 「ペーパースラッジ灰の有効利用につ いて」（王子製紙研究開発本部製紙技 術研究所#12539;内田洋介氏）、「紙パルプ産 業におけるメタン発酵排水処理の利 用」（日本製紙研究開発本部技術研究 所#12539;濱田薫氏）、「バイオマスボイラ導 入の効果と課題」（北越製紙技術開発 本部技術開発部環境担当部長#12539;中俣恵 一氏）、「アルカリ蒸解技術のバイオエ タノール製造への応用、その可能性 と問題点」（森林総合研究所バイオマ ス化学研究領域木材化学研究室#12539;眞柄 謙吾氏）の各テーマ#12539;演者による研究 発表が行われた。ここでは北越製紙#12539; 中俣恵一氏の講演要旨を紹介する。