近年、自動車は日常生活において重要な居場所として、情報化が急速に進んでおり、様々なユビキタス機能が続々登場している。例えば、ETC、アイサイトなどが挙げられる。一方、家庭用自動車では、利用者が少数あるいは固定であるという特徴がある。それに対して、レンタカーなどのカーシェアリングでは、1台の車両において、多数の利用者がいるという大きな特徴がある。そのため、車を借りるとき、毎回運転環境を設定する必要があり、ドライバーに対する自動車内の最適な空間の実現が重要となる。本研究では、カーシェアリングの会社を対象に、ICPV（Information Control Platform Vehicle）システムを設計し、いつでも、どこでも、自動的に最適な運転環境を提供する新しいサービスを提案し、利用者の利便性の向上に加えて交通事故の低減を目指す。
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