120MHz帯域幅で1Gbps/cellを実現する無線アクセスシステムの提案

摘要

本論文では120MHzの帯域幅でセル当りの容量1Gbpsを実現する無線アクセスシステムを提案する．周波数利用効率向上のためアクセス方式にCDMA-FDDを1次変調には16QAMを採用する．6セクタセルを前提に2個のキャリヤを交互に配置して隣接セクタ間で周波数を変え，同じ周波数配置をすべてのセルに適用する．すべての加入者はセル間干渉がある状態でも電力制御によりエラーフリー状態を達成できる．建物による干渉波のしゃへいを考慮した3次元モデルで解析及び計算機シミュレーションを行い，エラーフリー状態における上り・下りの送信電力累積分布を明らかにする．提案システムは従来システムと比べ8倍の周波数利用効率を実現できる．