衝撃圧縮による酸化物超伝導体微粒子の作製と厚膜化への応用

摘要

磁気センサの中でも最も高感度な部類に入る超伝導量子干渉計（Superconducting Quantum Interference Device：SQUID）は、非破壊検査等の分析領域や、磁気探査、電子計測、医療·バイオ等、幅広い分野で利用されている。衝撃圧縮法の手法の一つである衝撃銃法を用いた場合、作製される超電導体は極微量なため、多くの超伝導体を使用する線材への応用よりも、磁気センサへの応用が適していると考える。また、超伝導体を微細化することで超伝導体バルク同士を結合することも可能であり、今後の様々な応用へ向けて厚膜の作製を試みた。