Software Defined Networking(SDN)技術は単一コントローラによる集中制御により、ネットワークを構成する機器のフローテーブルを柔軟に変更することが可能となる。SDNのスケーラビリティ·耐故障性を高めるために、複数のコントローラを分散的に配置してネットワーク機器を制御する手法が検討されているが、大規模な災害が発生するなどしてネットワークが分断された際の措置についてはあまり議論されていない。我々はこれまでに大規模障害によりネットワークが分断された際の、個々のネットワーク内での制御プレーンの機能を修復させるなどといった、制御プレーン再構築手法について検討してきた。本研究では、集中型および分散型SDN制御におけるコントローラとネットワーク機器との接続性を評価するための、地震および地震に誘発される停電による大規模なノード·リンク障害をモデル化について検討する。また同モデルに基く、大規模障害発生時のコントローラとネットワーク機器との接続性について評価する。
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