畳込み符号の復号法としてビタビ復号アルゴリズムが広く応用されているが,拘束長を長くすると計算量が増大するため,処理能力が低い小規模ハードウェアへの実装には不向きなアルゴリズムとなる.そこで,畳込み符号の復号計算量の削減法の一つとしてK-bestビタビアルゴリズムが提案されており,Internet of Things(IoT)センサのような小規模で低消費電力のハードウェアへの実装などの応用が期待される.著者はパスメトリックの確率密度関数による手法を用いて,ビタビ復号におけるビット誤り率の厳密解析結果を示している.本研究では,畳込み符号の復号にK-bestビタビアルゴリズムを適用した場合に拡張し,2元対称通信路における誤り性能解析を行った一結果を示す.
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