符号多値変調を融合した3値シンボル型SpreadALOHA方式の一検討

摘要

本稿では，符号の受信相関借の極性および，0"を用いて情報を伝送する3値信号形式を用いたSpreadALOHA方式のスループット特性を改善する手段として，符号多値変調方式であるコードシフトキーイング（CodeShiftKeying，CSK）を適用した方式について示し，その特性について検討がなされている，本方式では，従来の3値信号形式を用いたSpreadALOHA方式に比べ，使用する周波数帯域を増やすこと無くパケット長の短縮が可能となる．そのためスループットの大幅な向上が期待できる．本稿では，本方式のスループット特性を理論解析により導き，CSK符号数により決まる多偶数とスループットとの関胤1ビット当りの信号エネルギー対雑音エネルギー（動／Ⅳ0）と最大スループットとの関係を示している．その結乳　 白色ガウス雑音下において，動／〃0が約10【dBl以上の場合，本方式を用いたときのスループット特性が従来の方式に比べ向上していることが示されている．