光計測を用いたDNA分析システム

摘要

約10年前に初まったヒトゲノム計画は予定を上回るスピードで進行し，1999年に22番染色体DNA塩基配列が解読され，2000年7月にはとトゲノム（約3億塩基対）のドラフトシーケンスが解読された．この原動力となったのが光技術を用いた計測技術である．膨大なDNAからなる染色体中の遺伝子位置を決めるには蛍光標識DNAプローブを染色体にハイブリダイズさせ，高感度蛍光検出顕徴鏡で蛍光画像を観測する．染色体を構成するDNAの塩基配列決定には蛍光検出DNAシーケンサーが用いられる．