人体等価ファントムと150MHz帯小形アンテナを用いた腹部内局所SARの検討

摘要

150MIiE滞小形触線端末用アンテナの腹部近接時における局所SAR評価を行うために，人体等価ファントムに′ト形アンテナを近接させた検討を行っている．150MHか帯では波長が長いため，人体内に電磁波がより浸透することが考えられ，人体内部のSAR分布を正確に把握することは重要である．そこで今軌新たに分割可能な腹部ファントムを開発し，サーモグラフィ法を用いた温度分布測定によI）腹部内SAR分布を実験的に椰認した．分割可能なファントムには極力小形なものが望まれるため，ファントムの高さの影響を検討した結果，500mmで評価可能であることがわかった．また，内部温度分布測定には長時間の電磁波照射が必要であるが，軌胸析を用いて冷めの影響を検討した結果，ファントム表面付近では熱伝達によって最大13％低く観測されるものの，内部湿度分布は高相皮に測定できることを確認した. 本検討により，軸長0.10λ, 0.18λのアンテナの馴所SARは，人体衷耐寸近において1W規格値で1.20，0.80W／kgであるのに対し，人体表面から50mm深部では0.24，0.17W／kgとなることがわかった.