構造による差動線路のクロストーク抑制の一検討

摘要

IGHzを越す高周波帯で用いられる差勤伝送線路では，信号線路間でクロストークが生じており，その抑制が求められている?本研究では，多層構造の異なる基板，ならびに差動線路間隔を離した基板笹おけるクロストークの抑制効果を実験とFDTD法によって解析した．多層構造の異なる基板での計算結果による量．，ならびに遠端クロストークは実験結果と傾向が一致した．strip構造の遠端クロストークはmicrostrip構造よりも抑制された．差動線路間隔を離した線路でのクロストークは，microstrip構造のクロストークよりもstrip構造では20dB以上の抑制効果が得られた．strip，Shield線路周辺に電界が集中し，金属板により広がりが抑えられていることがFDTD解析より明らかとなった．s廿桓構造では，線路幅を離すことでより効果的にクロストーク抑制が可能であることが明らかとなった．