ネットワークアナライザのTRL校正法を利用したバランのSパラメータの測定

摘要

ダイポールアンテナあるいはダイポールアンテナに類似のアンテナの設計?製作，特性の測定，妨害電磁波（EMI）測定環境の評価などにおいては，損失や反射などバランの特性を正確に測定することが求められる．本論文でほ，バランのぶパラメータ測定を精度良く行うために．ネットワークアナライザのTRL校正法を利用することを検討している．このとき発生する誤差を軽減でき，精度の向上が期待できる方法として，YeoとChengのTIモム解を利用した新しい方法を提案している．トランスを用いたバランを試作し，30、1，000MHzの周波数範囲において行った実験と系統誤差の解析の結嵐　従来の方法より精度の向上した測定が期待できることを明らかにしている．