豊かな原子力社会の構築を目指して－原子力#12539;エネルギー安全工学専攻

摘要

原子力と放射線の技術の日常化が進んでいる。 日本の総発電電力量の1/3以上を原子力が占めるようになってすでに久しい。 医療におけるさまざまな検査#12539;診療手段の多くは放射線技術の賜物である。 火災報知器，非破壊検査技術，トレーサー技術など，日常生活のいたるところで放射線技術が利用されている。 今後，地球上の化石資源の枯渇が進行する状況の中で，資源の再利用と地球環境の保全とを前提とした高度な循環型社会の形成を進めていくとき，原子力技術の日常化はさらに大きく進展するものと考えられる。