市場開発部会活動の沿革と今後の展望

摘要

市場開発とは文字どおり新たな市場を切り拓くことであり，材料のポテンシャルを世に問い，先行他材との競争に打ち勝ってその地位を確立する行為に他ならない。 もともと市場開発は，第一次石油ショック（1974年）直後のドラスチックな市境の低落に危機感を抱いたガラス繊維#12539;樹脂製造の原料メーカが，1977年原料部会の中に市場開発分料金なる検討組織を興したことから始まる。 翌1978年に市場開発行為を専一に検討すべき組織として市場開発部会を常設，発足させた。