情報連携基盤のビジネスプロセスフローの制御に係るセキュリティに関する研究

摘要

政府の社会保障と税に関する番号制度の検討が進められている。本研究では、政府構想の情報連携基盤システムの仕組みをベースに、連携業務をモデル化するためにBPMNの標準記法を用いてBPFを記述する方法を示す。また、その際セキュリティに係る論点として、アクセストークン方式による情報連携のケースを取り上げ、トークンの生成と検証の具体的な方法を提案する。また、アクセスログの記録においての問題点を検討し、個人情報が本人の意図しない形で集積して漏えいする危険性について指摘し、今後具体的な事例においての実装方法を課題として提起する。