歯科予診票の使用環境に関する一検討

摘要

歯科を対象として日本語記述の予診票と手話記述によるもの2つについて、日常生活で手話を使用しているろう者を利用者と想定して検討している．すなわち、日常生活で手話を使用している人達にとっても容易に理解でき、かつ適切に質問項目に回答することができる予診票を作るための検討として、予診票の役割、日本語にょる予診票と手話を利用した予診票との違いについて検討している．日本語の予診票の形式が、広く使われている表形式のものでも、革々が検討している文章形式のものでも、手話に翻訳したときの表現形態は大きく違うことがないことを簡単な実験で確かめている．しかし、どのような表現にするかという手話単語選択·手話単語表現には変化があることも示している．