第3.9世代携帯電話であるLTE(Long Term Evolution)において、高速大容量データ通信を可能にするためにOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)が採用されている。OFDMAは受信系における周波数誤差や復調系でのサンプリング周波数誤差によって、サブキャリア間の干渉を生じ易いという課題がある。そこで同期信号を用いて周波数誤差及びサンプリング周波数誤差の検知を行う手法を提案した。提案手法の有効性を評価するためにLTE規格に準拠したFDDフレーム及びTDDフレームにおいてシミュレーションを行った。その結果、FDDフレームは周波数誤差-46~46[%]、サンプリング周波数誤差-42000~42000[ppm]、TDDフレームは周波数誤差-16~16[%]、サンプリング周波数誤差-26000~28000[ppm]、の範囲で検知可能であることを確認できた。
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