無給電素子を装荷することによる開口面間隙の電気的補償法の検討

摘要

将来，宇宙用超大形アンテナとして直径1km級のものが必要となる．中開口面アンテナをアレ一敗肘素子として構成する場合，素子間に電磁界の存在しない物理的な領域が生じるため．アンテナ利得の低下，グレーティングローブの発生等，放射特性が劣イヒする．本論文では，これらの問題を解決するため，開口間に撫給電封子を装荷する方法を提案し，モデル化による検討を実験と理論の両面から行った．実験では，適切な位置に10素子の無給篭素子を装荷することにより，利得が最大で0．9dB向上（閉口能率で10％改尊）することを示す．放射パターンに関しては，低サイドローブ化されることが判明した．理論解析では，鯉給電素子をホーンの近傍に集荷してあるため，回折効果を含んだ近傍放射界をもとに，無給電素子からの散乱界を求め，実験結果の妥当性及び提案した解析後法の有効性を示す．