第54回日本木材学会大会研究発表の動向

摘要

第54回日本木材学会大会は平成16年8月3日（火）～8月5日（木）の3日間，札幌コンベンションセンター（札幌市白石区）で参加者954名を集めて開催された。 時期と場所が8月の北海道ということで，避暑になるかと期待されたが，連日最高温度30℃を超える猛暑に参加者から驚きの声が聞こえることとなった。 もちろん，会場そのものは冷房が効いており，非常に快適であった。 口頭発表，展示発表，学会賞授賞式及び特別講演会，研究会等会合などのスケジュールはほぼ例年通りであったが，前年とは異なった試みもいくつか見られた。 ①口頭発表が1人1件に限られたこと，②大会要旨集がCD-ROM化され，なおかつ各自に配布されたこと，③プレゼンテーション用パソコンを各自が用意するようになったこと，④展示（ポスター）発表の件数が多く，また各件1分のフラッシュタイムが設けられたこと，などである。