高速生物接触沪過による地下水中の鉄#12539;マンガン#12539;アンモニア除去

摘要

貝塚市津田浄水場では、深井戸を原水として浄水処理を行っている。 建設から40年以上が経過し、老朽化に伴う浄水施設の改修または更新を検討している。 更新案の一つである生物接触沪過法について、小型実験装置を用いて検討を行ったところ、鉄3.0mg/L、マンガン0.5mg/L、アンモニア性窒素0.5mg/Lの原水を、沪過速度150～300m/日の生物接触沪過処理と凝集#12539;急速沪過処理により、安定的に浄水処理できることを確認した。 また、沪材の性状、溶存酸素濃度、沪過速度が処理性能に大きく影響することを明らかにした。 さらに、浄水処理全体での凝集剤、酸化剤を大きく削減でき、汚泥の処理性も改善されることを確認した。