2000年アジア国際皮革科学技術会議特別セッションから“21世紀皮革産業の展望”

摘要

2000年アジア国際皮革科学技術会議での特別セッションの概要を紹介する。 2000年アジア国際皮革科学技術会議での特別セッションでは21世紀皮革産業の展望を中心テーマとして7件の講演が行われた：1）21世紀に向けて副廃物利用技術の展望（白井邦郎），2）韓国におけるスポーツ用履物と皮革の産業（Chung Soo Park），3）皮革工業が当面する挑戦（段　鎭基），4）情報革新と皮革産業の発展（程宝蔵），5）新世紀における皮革科学技術の発展（常　 新華），6）皮革産業の生き残り路線としてのクリーン化学（張　 銘譲），7）中国製革工業が当面する科学技術問題（但　 衛華）。 副廃物の利用は産業の経済効率と環境対策からみて避けて通れない問題である。 また韓国産業が置かれている環境は基本的には日本と似ており，当面している課題も多くは日本と共通している。 そこでここでは1）と2）についてその概要を簡単に紹介する。